熊本県水俣市の日本共産党市委員会は2月19日、田村貴昭衆院議員を迎え、統一地方選勝利をめざす国政・市政報告会を開きました。ともに現職で再選に挑む高岡朱美、平岡朱両市議予定候補が決意表明しました。
田村氏は、大軍拡・大増税路線の岸田内閣を批判。水俣病問題の全面解決に向けて衆院環境委員会で毎回取り上げてきたことを紹介し「市議会でも政治を根底から変えるためのたたかう議席に支援を」と呼びかけました。
2議席の党水俣市議団は、根拠なく議員の発言を削除させるなどの議会多数派(自民系やチッソ系)の言論統制や検閲などとたたかい、水俣病問題の総合的な解決と環境モデル都市の発展に力をつくしています。
高岡氏は、街頭宣伝で情勢を語り「外交での平和」を訴えていることを紹介。議会多数派の横暴運営は市民にとってのメリットにはならないと強調し「市民の声の実現に力をつくしたい」と力を込めました。平岡氏は、委員会の名称から「公害」が削除されたことなどを指摘し、正常な議会は市民の監視の上に成り立つものだとして「暮らしと議会が密接につながっていることを感じてもらうための発信に頑張りたい」と訴えました。(しんぶん赤旗 2023年2月21日)