日本共産党の田村貴昭衆院議員は、日本ディベート協会(JDA)の2022年「ディベーター・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、3月5日のオンライン授賞式に出席しました。
選ばれたのは、22年3月10日の衆院災害対策特別委員会での質問。答弁した二之湯智防災担当相(当時)も受賞しました。
田村氏は同質問で、災害時における性的少数者の困窮問題を取り上げ、政府の防災計画などに性的少数者への配慮を明記するよう求めました。二之湯担当相は「現場の声に耳を傾けて取り組みたい」と答弁しました。
授賞式でJDAの青沼智理事長(国際基督教大学教授)は、「質疑は、東日本大震災、北海道胆振東部地震、熊本地震での具体的事例を用い、災害避難の際、性的少数者が抱える問題について政府の基本的認識を問うものだった」「(二之湯担当相との)やりとりは、建設的な議論以外の何ものでもなかった」と評価しました。
田村氏は、「今ある問題に対して解決案を出していくことが国民の負託に応えた論議だ。よりいっそう実りある論議が行えるよう努力を重ねたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2023年3月9日)