福岡・築城基地日米共同訓練反対 「沖縄・九州が報復対象に」 決起集会で田村衆院議員が訴え

7日 築城基地日米共同訓練反対の決起集会 福岡県の航空自衛隊築城(ついき)基地(築上町など)で米軍の演習「ノーザン・エッジ23-2」の一環として日米共同訓練が始まった7月7日朝、基地を臨む行橋市の丘で、訓練に反対する決起集会が開かれました。日本共産党の田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)が駆け付けました。
 
 京築地区の原水協と平和委員会、安保破棄実行委員会、日本共産党が呼びかけ、25人が参加。横断幕などを掲げ、リレートークとシュプレヒコールで反対の声をあげました。
 
 田村氏は、「『戦争する国づくり』の拠点が築城基地であり、沖縄と九州が報復対象となっていく」と強調。力を合わせて反対していくとともに、「総選挙になれば最大の争点にしてたたかっていく」と力を込めました。
 
 徳永克子・行橋市議は「みなさんと一緒に頑張りたい」、池亀豊・築上町議は「『戦争だけは絶対いやだ』との町民の声に応えていく」、熊谷みえ子・みやこ町議は「軍隊は国民を守らない。『強靭(きょうじん)化』は基地だけが生き残るもの」と訴えました。
 
 参加した男性(56)は、戦時中まだ幼かった叔父を機銃掃射で亡くしたと打ち明け、「基地があるから攻撃される。訓練は戦争を想定したもの。実態を伝えていきたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2023年7月8日)