最賃を1500円に 民青と田村衆院議員らが鹿児島労働局に要請

2023072009514 日本民主青年同盟鹿児島県委員会の長野誠副委員長らは7月19日、鹿児島市の鹿児島労働局を訪れ、最賃(現行時給853円)の1500円への引き上げを求める要望書を提出しました。
 
 日本共産党の田村貴昭衆院議員と、竪山清隆、大園竜也両市議も同席しました。
 
 長野氏は民青などが取り組む、学生支援の「食材もってけ市」に訪れた学生たちから、「学費の負担が重く自主退学せざるを得ない」「アルバイトをかけ持ちしている」「食パン1枚ずつで5日間すごした」など、悲痛な声が寄せられていると紹介。最賃の引き上げとともに、全国一律の制度にすること、社会保険料の軽減など、赤字企業を含め、賃金を引き上げられる環境を整えることを求めました。
 
 田村議員は最低賃金の引き上げのためには、中小企業が安心して賃金を支払える支援策を政府が進めていくことが何よりも課題だと述べ「この思いは地方の審議会の皆さんと一緒だと思う。私も国会で頑張ります」と語りました。
 
応対した森川直哉労働基準部長は「若い方々を中心に、労働者がつらい状況に置かれていることを、皆さんの話を伺ってより実感を持った。頂いた要請は労働局長と最低賃金審議会にしっかりと伝える」と答えました。
 
 長野氏は24日に開かれる最賃審議会で意見陳述を行う予定です。(しんぶん赤旗 2023年7月21日)