田村比例予定候補が福岡各地駆ける 学校給食考える学習会 北九州

学校給食費無償化への展望などを訴える田村氏=10日、北九州市小倉北区 日本共産党の田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄比例ブロック予定候補)は9月10日、北九州市小倉北区で、新日本婦人の会小倉北支部が開いた、「食と農から学校給食を考える」学習会に講師として招かれ、訴えました。
 
 田村氏は、学校給食費無償化について、周辺自治体での実施状況、過去の政府答弁などから「世論の動向で決まる」との展望を示しました。低い食料自給率や輸入依存の問題、農業の現状などを力説。さらに政府が有事の際の食料増産の法整備を検討していることを批判し、「安全の政治を進め、子どもたちにおいしくて安全な給食を届けていこう」と力を込めました。
 
 元学校調理員の女性は、現役時代の労働組合などでの活動の経験から、給食調理業務の民間委託の問題に対しての提起を行いました。参加者からは、実現に向けた意気込みや、農業をめぐる問題への質問などを出し合い、交流。田村氏は民間委託の問題で、調理業者「ホーユー」の経営破綻をあげ、「見直されるべきだ」と訴えました。(しんぶん赤旗 2023年9月12日)