消費税率引き上げの布石となるインボイス(適格請求書)制度を中止させようと9月14日、東京都内で全国中小業者決起集会がありました。全国商工団体連合会、全国保険医団体連合会、全国FC加盟店協会などが加盟する全国中小業者団体連絡会(全中連)が主催。505人が参加し、インボイス中止、消費税減税、保険証残せ、岸田政権打倒の共同を呼びかける集会アピールを採択しました。
開会あいさつした太田義郎代表幹事は「岸田内閣は巨額の軍事費で軍拡競争に対応するというが、平和でこそ営業・暮らしは守られる。インボイスではなく、消費税減税を求めよう」と述べました。
加盟団体から全商連の久保田憲一常任理事が「中小業者は廃業の危機、コロナ禍、物価高騰。どれだけいじめるのか。今こそ国民、中小業者の声を聞き、親身な支援をする政治に変えよう」、保団連の馬場一郎理事が「国民皆保険制度を存続させるため現行保険証廃止の延期・凍結では全くダメ。保険証を残せの運動を頑張る」と決意表明しました。
日本共産党の小池晃書記局長・参院議員、田村貴昭衆院議員があいさつ。小池氏は「インボイス反対で新しい分野の人たち、若者が声をあげ始めている。中小業者の運動を引っ張ってきた全中連の出番の情勢。政府のたくらみを打ち破っていこう」と訴えました。
決起集会に先立ち8府省庁、国会議員にインボイス中止などを要請しました。(しんぶん赤旗 2023年9月15日)