消費税をなくす全国の会は9月29日、第34回総会を、東京都内の会場とオンラインを結んで開きました。物価高の中、岸田政権がさらなる消費税増税、大軍拡を狙うもと、消費税廃止・減税、インボイス(適格請求書)制度廃止の声を広げ、実現させようとの提案と「国民のみなさんへの呼びかけ」を採択しました。
報告に立った前沢淑子事務局長は「国民の声には耳を傾けず『戦争する国』への加速、インボイス導入など増税の準備を進める岸田政権のもと、『消費税 憲法変えれば戦争税』にさせないたたかいの正念場だ」を強調。
インボイス導入中止・延期を求める自治体請願に共同して取り組み、学習会や宣伝での青年への働きかけを広げてきたと述べ「日本の隅々までいろいろな工夫を凝らして『消費税なくせ・当面5%減税、インボイス廃止、岸田政権NO!』の声を広げ、実現させよう」と呼びかけました。
連帯あいさつで消費税廃止各界連絡会の中山眞事務局長は「消費税の減税・廃止を求める運動は、政治を国民・納税者の手に取り戻す世直しのたたかいだ。力を合わせよう」と述べました。
討論では「インボイス強行を前に怒りを込めて総会に参加」(北海道)、「署名宣伝で、増税推進の岸田首相は辞めろと政権への怒りが急速に広がっている」(和歌山)などの発言が相次ぎました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員が国会報告。梅村さえこ常任世話人が来たる総選挙で候補として奮闘する決意を語りました。
新しい世話人と常任世話人を選出し、前沢事務局長を再任しました。(しんぶん赤旗 2023年9月30日)