留学を考える学習会 民青学生班が田村議員招き 福岡

田村氏(左から2人目)と意見を交わす参加者=2日、福岡市博多区 福岡県の日本民主青年同盟学生集合班は12月2日、日本共産党の田村貴昭衆院議員を招き、福岡市で「資本主義と留学を考える」学習会を開きました。「留学したいけど不安」「同じ資本主義国でもなぜ他国と日本は違うの」などの学生の声から企画されました。
 
 田村氏は、衆議院の海外派遣で学んできた海外の最低賃金や消費税などについて紹介。スイスのチューリッヒでは働く対価としての賃金が高く、時給23・9スイス・フラン(約4032円)とのべ、「福岡県は941円。日本では賃金格差の問題で賃金が高い都心や海外に人が流れていく」と指摘しました。
 
 田村氏は「なぜ日本共産党議員になったのか」「党が考える農業とは」などの質問に一つ一つ丁寧に答え、同じ大学の後輩から学生時代の活動などを聞かれ交流しました。
 
 現在、海外に語学留学をしている学生とオンラインでつなぎ、日本を離れて海外での暮らしや寮生活、留学して困ったことなどの意見を交わしました。
 
 海外留学を考えている学生(20)は、「海外での授業のことなど課題は残っているが、生活の不安は解決した。留学を前向きに考えたい」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2023年12月5日)