北九州市門司区の「学校給食の無償化をめざす門司の会準備会」は2月10日、日本共産党の田村貴昭衆院議員を講師に迎え、「食と農から学校給食を考える」のテーマで学習会を開きました。党の高橋都市議も参加、約40人が学びあいました。
田村氏は、日本の食料自給率が38%まで落ち込んでいるにもかかわらず、アメリカからコメを高く買うなど農家に打撃を与えていると指摘。ツバメやクモが虫を捕食する、農薬や化学肥料を使わない環境や人に優しい循環型農業が注目されていると、事例も紹介し、おいしくて安全な学校給食を提供していこうとのべ「世論が高まれば実現できる」と訴えました。
高橋市議は、福岡県の実施状況を報告。市でも意見書が採択されたことを報告しました。自身が豆腐店を営んでいた際に学校給食に提供していた経験を話し、「安心・安全の地元の食材で」と呼びかけました。
参加した女性は「以前は中学校給食がなく、実施まで20年程度かかった。地道な運動が実を結んだ」と話しました。(しんぶん赤旗 2024年2月16日)