森林の盗伐被害が九州でも相次いでいる問題で、日本共産党の田村貴昭衆院議員は5月25日、熊本県小国町で、被害者らの話を聞き、盗伐現場を視察しました。児玉智弘・小国町議が同行しました。
視察では、小国町に森林を所有する男性(埼玉県所沢市在住)の父親(故人)名義の樹齢60~70年の小国杉1750本が盗伐被害にあった現場(被害届は受理済み)を確認しました。
田村氏は、男性や「宮崎盗伐被害者の会」の海老原裕美会長らから盗伐の実態や被害の訴えを聞き取りました。そのうえで「林野庁は盗伐防止策をつくったというか、これだけの大規模な犯罪を防ぐことはできなかったのか行政の対応を検証したい」と述べました。
児玉氏は、「林業を犯罪から守るためにも被害者と引き続き連携して被害の防止に取り組みたい」と話しました。
同問題について田村氏は、被害者からの聞き取りや視察に基づき、今後国会で取り上げていく予定です。
小国杉は丈夫で加工しやすいことが実験で証明されています。(しんぶん赤旗 2024年5月29日)