戦争回避は政治の役目 田村衆院議員迎え共産党つどい 熊本・水俣

田村氏の講演を聞く参加者=22日、熊本県水俣市熊本県の日本共産党水俣・芦北郡市委員会は6月22日、田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)を水俣市に迎え、つどいを開きました。80人が参加。政権交代に向け市民と野党の共闘を再構築し、広げるためにも九州・沖縄で比例2議席に力を貸してほしいと支援を呼びかけました。
 
 田村氏は「平和と食を守るために」をテーマにスライドを使い講演。戦争と平和の問題について、戦争を回避することこそ政治の最大の役割で外交の使命だと強調し、「戦争する国づくり」への対案として「党の外交ビジョン」を紹介しました。農業政策では、食料自給率50%以上の達成や輸入自由化路線の見直しの追求で国を動かしたいと述べました。
 
 水俣病間題にも触れ、新たな救済の仕組みの創設と健康調査に基づく判断基準の変更が必要だと強調。国政報告では「裏金」問題の全容解明を訴え、衆院選では党躍進の先頭に立って頑張りたいと決意を語りました。
 
 参加者は、「鳥獣被害に対策を」「介護保険料・利用料の値上げなどが心配」などと訴えました。田村氏は、実害への補填(直接支援)や防獣対策など支援が必要だと指摘。介護の問題では、だれしも対象になる可能性があるとして公的負担を求めたいと答えました。(しんぶん赤旗 2024年6月25日)