日米共同訓練 オスプレイ飛行に抗議/山添・田村貴昭・仁比氏が視察 大分・熊本

DSC_1005 7月末から九州などで始まった陸上自衛隊と米海兵隊の共同訓練で、日本共産党の山添拓政策委員長・参院議員と田村貴昭衆院議員、仁比聡平参院議員は8月1日、訓練が行われている大分、熊本両県の現地を視察し、訓練に反対し、監視する住民らに話を聞きました。
 
 大分県の日出生台(ひじゅうだい)演習場(玖珠町・九重町・由布市・宇佐市)のゲート前では「ローカルネット大分・日出生台」の浦田龍次さんと「湯布院ミサイル問題ネット」の鯨津憲司さんから説明を受けました。28日に始まった訓練以前の24日午後9時ごろから米軍オスプレイ1機が湯布院上空を飛び、「10時すぎまで1時間以上、旋回飛行と離着陸を繰り返した。演習が始まっても9時までと説明されていた」。「24日の昼もオスプレイの2機編隊が湯布院の街の上空を低空で飛んだ」「『米兵の外出は必要最低限のものだけ』との話だったが、十数人で湯布院を観光していた」とも指摘されました。
 
 演習場そばの集落に住む畜産農家の男性を訪ねると、男性も24日夜のオスプレイ飛行を批判し、「すごく憤りを感じる。米軍のやりたい放題だ」と抗議しました。
 
 視察中、自衛隊の輸送機やヘリが上空を旋回しました。
 
 熊本県内の大矢野原演習場(山都町)そばの監視小屋では、地元在住で県平和委員会の松本泰尚会長など約20人の市民と懇談。オスプレイの飛来を「町に飛行などの情報を求めても教えてくれない。訓練中、住民はおびえて暮らさないといけない」と訴えられました。高遊原(たかゆうばる)分屯地(益城町)も視察しました。
 
 大分県の堤栄三県議、熊本県の佐野安春・甲佐町議、甲斐康之・益城町議らが同行しました。(しんぶん赤旗 2024年8月2日)