建設現場事故なくそう 田村衆院議員が熊建労役員と懇談

2024080502653 日本共産党の田村貴昭衆院議員は8月1日、熊本県建築労働組合の本部を訪れ、執行委員長、書記長をはじめ約20人の役員と懇談し、熊本県の建設・建築労働者の実態や要求を聞き取りました。
 
 現在、24時間態勢で建設工事が進む台湾の半導体メーカーTSMC第1工場の建設現場で、熊建労が実施した「ズバッとアンケート」について紹介がありました。現場労働者の中には日当が手取りで1万円程度しかないとの回答も多く、適正な賃金が支払われていない可能性があると指摘。作業現場では事故や熱中症による建設労働者の救急搬送が頻繁に起こっているとの情報もあり、実態を国会で明らかにし、是正させてほしいとの要望が出されました。
 
 田村氏は貴重な調査を行った熊建労に謝意を述べ、政府に対して実態の解明や是正を求めるとのべました。
 
昨年10月に実施された消費税インボイスについても意見が交わされました。工務店を経営する免税事業者の方は、施主から「免税事業者には消費税分を払わない」と言われた経験を述べ、インボイス登録をした業者からは、仕入れ業者にインボイス登録できない人がおり、自分たちの負担が増えざるを得ない実態を述べました。田村氏は、インボイスの導入により中小企業の社長さんたちの苦しさはよくわかると述べ、インボイス制度は廃止するしかないと訴えました。
 
 その他、建設アスベストの全面解決や後継者育成の問題など多くの要望が出されました。
 
 上野美恵子熊本市議と松岡勝県委員長も参加しました。(しんぶん赤旗 2024年8月6日)