台風10号 竜巻被害「家住めぬ」 田村貴昭氏ら宮崎市で調査

宮崎 竜巻被害調査3 全国に甚大な被害をもたらした台風10号について、日本共産党の田村貴昭衆院議員は9月1日、宮崎市で起きた竜巻・突風の被害を調査しました。工場や民家などで所有主を見舞うともに、状況を確認し要望を聞き取りました。
 
 前屋敷恵美県議、伊豆康久市議が同行しました。
 
 移動中の車内からもブルーシートをかけた家や、片付けや補修に追われる住民・作業員の姿があちこちで見られました。
 
 市中心部を流れる大淀川の南側、宮崎空港に隣接する赤江・緑松地区にある工業団地では、事業所や住居に被害が出た自動車修理工場で話を聞きました。
 
 家族で工場を経営する山下ケイ子さんによると、住まい兼用の事務所にも被害が出て、突風で天井が落ちた部屋も。割れた窓からは雨が吹き込み、家中が水浸しになりました。工場に置いていた顧客の車の補償もあり、「片付ける以外に今できることがない」と話しました。
 
 市北部の佐土原(さどわら)町の大炊田(おおいだ)地区では、民家の屋根瓦が剥がれ飛んだ様子などを確認。母親が日ごろ住んでいる家のがれきを片付けていた男性は「被害当時、母親は施設におり事なきを得ましたが、家は当分住める状況にない」として、生活再建の支援を求めました。
 
 田村氏らは被災者を激励し、「想像以上の被害。災害救助法など法の適用、措置を求めていく」と話しました。(しんぶん赤旗 2024年9月2日)