米軍オスプレイ飛行許せぬ/大分の日米訓練 党県委が防衛省交渉

20240830_2008588 大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で7月28日から11日間行われた陸自と米海兵隊の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」をめぐり、日本共産党大分県委員会は8月28日、国会と県内2カ所をオンラインで結んで防衛省交渉を行いました。
 
 県内会場には堤栄三、猿渡久子両県議のほかに米軍演習に反対する各界連のメンバーや由布市の住民グループ代表らが参加。昨年11月に屋久島沖で墜落事故を起こした欠陥機オスプレイが今回の共同訓練の開始日前に幾度も由布市上空などを飛びまわり飛行訓練を強行したことに抗議の声が集中しました。
 
 由布市の参加者は、訓練開始4日前の24日には夜9時以降にもオスプレイが湯布院盆地上空に飛来し、ごう音を響かせながら約1時間にわたり離発着訓練を繰り返したと告発。「観光地でもある私たちの生活圏上空でのやりたい放題の飛行に強い危機感を覚えた、許せない」と訴えました。
 
 防衛省側は「米側には21時以降の飛行訓練は行わないように伝えてきた」と回答。これに対して国会から田村貴昭衆院議員、山添拓参院議員とともに参加した仁比聡平参院議員は「(夜間であれ日中であれ)人口密集地の上を繰り返し欠陥機が飛ぶなど、あってはならない。住民の思い、国からの申し入れをも意に介さない米軍の姿勢こそ厳しく問うべきだ」と強く求めました。(しんぶん赤旗 2024年8月30日)