鹿児島県の奄美群島・喜界(きかい)島で8月25日、日本共産党の田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)を迎えて演説会が開かれました。9月24日告示(29日投票)の喜界町議選で3期目を目指す良岡理一郎予定候補(72)=現=の必勝と、総選挙での党躍進を訴えました。
田村氏は、消費税インボイス制度の国会論戦のなか、南西諸島の主要農作物となっているサトウキビについて「他にかわる農作物は無い、島の基幹産業。サトウキビを守れ」と訴え、農家への新たな税負担を回避できる見込みとなったと報告しました。コメ不足や飼料高騰の問題を縦横に語り、食料自給率向上を力説。同県馬毛島(西之表市)や喜界島通信所での基地強化を厳しく批判し「町議選勝利、九州・沖縄での比例2議席獲得に向け大きな支援を寄せてほしい」と力を込めました。
良岡氏は、この間実現してきた子ども医療費・学校給食費の無料化や災害対策の前進を報告。国保税・介護保険料引き下げやフェリー運航の改善、日米共同軍事訓練反対などの公約を語りました。
友人に誘われて参加し初めて政治家の話を聞き、感動したという男性(70)は「農業の話もわかりやすく、関心がなかった戦争のことでも(大軍拡に)何兆円も使うより福祉に回せと、その通りだと納得した」と語りました。(しんぶん赤旗 2024年8月26日)