日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員は10月12日、佐賀市と山口県下関市を遊説し、間近に迫った総選挙での党躍進を訴えました。佐賀市で田村貴昭衆院九州・沖縄比例予定候補、井上ゆうすけ佐賀2区予定候補、下関市で大平よしのぶ衆院中国比例予定候補、みふじ美智子山口1区、ふきあげ政子同3区予定候補がともに演説に立ちました。
山下氏は、自民党の裏金政治の焦点は議員の公認問題ではなく、真相究明と再発防止だと指摘。大企業優遇に政策をゆがめる企業献金の賄賂性を具体的に告発し、「日本共産党を伸ばして裏金政治を大掃除しよう。カネで動く政治から、国民の声で動く政治にチェンジしよう」と呼びかけました。
賃上げと一体に労働時間を短縮する「自由時間拡大推進法」を説明し、「人間らしく暮らせる収入と自由な時間が持てる本当に豊かな社会をご一緒にめざそう」と強調。自民党政治の二つのゆがみに切り込み、暮らしや平和の願いに応えて改革を進める日本共産党の議席を比例の九州・沖縄で田村氏をはじめ2議席、中国で大平氏の議席を奪還させてほしいと力を込めました。
田村氏は、自衛隊基地強靱(きょうじん)化の予算が九州で最も多いのがオスプレイを配備する佐賀空港だとして「佐賀から戦争する国づくりを許してはならない」と力説。大平氏は日本被団協のノーベル平和賞受賞のニュースにふれ、「必ず国会に駆け上がり、被爆地ヒロシマの心、市民の願いを届けたい」と決意表明しました。(しんぶん赤旗 2024年10月13日)