党躍進で基地強化止めよう 小池書記局長 大分、山口・宇部で訴え

大分小池街頭演説 日本共産党の小池晃書記局長は10月18日、大分市、山口県宇部市で、「『比例は日本共産党』を広げに広げてください」と有権者に呼び掛けました。大分駅前では衆院比例九州ブロックの田村貴昭候補(現)、宇部市内では同中国ブロックの垣内京美候補(新)、各小選挙区候補がマイクを握りました。
 
 小池氏は大分市で、災害があればすぐにかけつけ、行政に被災者の声を届ける田村氏の活動を紹介し、「再び必ず国会に送っていただきたい」と訴え。宇部市では、論戦力抜群の大平氏の議席奪還がどうしても必要だと説きました。
 
 小池氏は、5年で43兆円、来年度には8・5兆円にも軍事費を増大させる自公政権を批判しました。大分では、敵基地攻撃能力保有にむけた陸上自衛隊大分分屯地の敷戸ミサイル弾薬庫計画に言及。「近隣には住宅地、保育所、幼稚園から高校、大学まであり、長射程ミサイルが配備されようとしている」と述べ、敵基地攻撃で他国に先制攻撃し、反撃を受けたら多くの住民の命が危険にさらされると指摘しました。
 
 さらに、陸自武器学校の教科書では、弾薬火災の場合、「爆発まで2分かかるので、その間に1キロ逃げろ」という記述があるのに、2分での避難は困難と防衛副大臣が国会で答弁していることをあげ、「住民に避難は無理。住宅地のど真ん中に弾薬庫をつくることは絶対に許さない。反対の願いは党派を超えて共産党に寄せてください」と呼び掛けました。
 
 小池氏は宇部市で、米軍岩国基地が強化されている実態を告発。昨年11月に米空軍のオスプレイが墜落事故を起こしながら、新たに米海軍CMV22オスプレイを配備しようとしているとして、「本来なら全機撤去すべきなのに、新たな配備など言語道断だ」と厳しく指摘しました。
 
 「岩国は、米軍厚木基地の空母艦載機移駐で東アジア最大の航空基地となった上に、沖縄・普天間基地、東京・横田基地のオスプレイが相次いで飛来している。これ以上の基地強化は住民を深刻な危険にさらす」と主張し、日本共産党の躍進で、基地強化を止めようと訴えました。(しんぶん赤旗 2024年10月19日)