臨時国会で各党の代表質問が続く12月4日、国民大運動実行委員会などが主催する定例国会行動が衆院第2議員会館前で行われました。「財界と癒着の金権腐敗政治を一掃しよう」などと書かれた横断幕をもった100人の参加者(主催者発表)は「平和、命、くらし最優先の政治の転換にむけて、闘うぞ」と唱和しながら、こぶしを突き上げました。
主催者あいさつした全労連議長の秋山正臣氏は、韓国での大統領の戒厳令発令と撤回の経緯を紹介し、「市民が国会議員とともに国会に集まった。民主主義を守る民衆の力をみました」と語りながら、国会行動の意義を強調。自民党の改憲案にある市民弾圧の緊急事態条項を批判し「共産党など立憲野党と連携しながら、改憲・大軍拡を許さない運動を広げよう」と訴えました。
各団体からの決意表明では、新日本婦人の会の米山淳子会長が、33都道府県から134人が参加した次世代国会要請行動を紹介。「選択的夫婦別姓を絶対に実現してほしい。自公が過半数割れの衆院に続き、参院選で自公過半数割れに追い込む運動をしたい」と表明しました。
憲法会議の高橋信一事務局長は、衆院選で改憲勢力を3分の2割れさせた意義を強調し、「改憲発議を不可能にしたのは、私たち市民の運動だったと確信を持とう」と述べました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員があいさつ(動画はコチラ)。「国民の多様な要求実現にむけ、協力・共同を進めよう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2024年12月5日)