衆院予算委員会は12月20日の理事懇談会で、自民党の裏金事件にかんし、旧安倍派の事務局長で会計責任者だった松本淳一郎氏の参考人招致について協議しました。
日本共産党、立憲民主党など野党は、衆院政治倫理審査会で弁明した自民党議員の多くが「派閥事務局長の指示で不記載にした」と述べる一方、松本氏は「派閥幹部の指示」だと裁判で証言していると指摘。真相究明のために参考人招致が必要だと求めました。
自民、公明は拒否する姿勢を示し、引き続き協議することとなりました。
日本共産党の田村貴昭議員は、政倫審での弁明で旧安倍派の萩生田光一元政調会長らが「派閥事務所の指示」だと証言したとして「証言通りだとすれば、実態を知り得る立場にあった旧安倍派事務局長を国会に招致し、説明を求めることが欠かせない」と述べました。(しんぶん赤旗 2024年12月21日)