衆院予算委員会は1月30日、自民党の裏金問題解明のため、旧安倍派の会計責任者だった松本淳一郎氏の参考人招致について採決し、野党の賛成多数で議決しました。衆院予算委が招致を賛成多数で決めるのは51年ぶりです。安住淳予算委員長は2月10日をめどに出席を要請するとしています。
松本氏の参考人招致について野党側は、昨年の臨時国会から真相解明に不可欠として一致して求め続け、今国会では招致議決が25年度予算案審議の「前提」だと要求。ところが、自民党はかたくなに反対の姿勢を崩しませんでした。このため安住委員長が29日の理事懇談会で招致について採決を提案し、自民党も「委員長判断であり、やむをえない」と受け入れました。
採決では日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、有志の会が賛成しました。自民党は反対、公明党は退席しました。
日本共産党の田村貴昭議員は予算委終了後の記者会見で、「裏金づくりのプロセス、使途の実態を知っている会計責任者を国会に呼んで真相を究明するのは国民の声でもあり予算委の使命だ」と強調しました。
裏金事件を巡っては政治倫理審査会で弁明した自民党議員が“派閥事務局の指示で不記載にした”と次々述べました。また旧安倍派幹部らは裏金還付再開について自らの関与を否定しましたが、松本氏は裁判で“幹部の協議で還付再開を決めた”と証言しています。真相解明に松本氏の招致は不可欠です。(しんぶん赤旗 2025年1月31日)