医療費の過度な自己負担を減らすため窓口負担に上限が設けられている高額療養費制度をめぐり、全国保険医団体連合会(保団連)は3月13日、衆院第2議員会館前で「いのちをまもれ!白衣の抗議行動」を実施しました。石破茂首相が引き上げの「凍結」を表明した一方、がん患者や医師らから「白紙撤回」を求める声が相次ぎました。
竹田智雄会長は、保団連による調査で上限額が引き上げられた場合、患者の4割が「治療を中断する」と回答していることに言及。「患者のいのちに直結することだ。治療を諦めさせないために『撤回』を求めたい」と訴えました。
患者のコミュニティーづくりをしているがん治療中の水戸部ゆうこさんは、「子育てしながら闘病し、生きようとしている人の望みを切り捨てるような政府のやり方は本当に許せない」と批判。卵巣がんと大腸がんで闘病中の岩下睦美さんは、「物価高騰を考慮すれば、上限額の引き下げが筋だ」と訴えました。
医師・歯科医師からのリレートークでは、がん患者は現役世代が多く、「国民の生存権に直結する制度に財源を見いだすことはあってはならない」といった声が上がりました。
日本共産党の小池晃書記局長、田村貴昭衆院議員(動画はコチラ)、山添拓参院議員が参加。あいさつした小池氏は、「8兆7000億円という大軍拡によって、がんや難病患者が犠牲を強いられている。政府にきっぱりと撤回させる日までともに頑張ろう」(動画はコチラ)と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2025年3月14日)