中国残留日本人2世にも1世並みの支援をと「第3回中国帰国者を励ます集い」(主催・実行委員会、共催・日本中国友好協会福岡県連合会)が6月1日、福岡市内で開かれ、148人が参加しました。
実行委員長の池永修弁護士は、中国帰国者2世の人たちも高齢化がすすんでおり、尊厳を回復することに一刻の猶予もないとのべ、「戦後80年の節目に大きな前進を勝ち取るためにもお力添えを」と呼びかけました。
弁護士や中国帰国者5人がパネリストを務め、シンポジウムを行いました。「九州地区中国帰国者2世連絡会」の小島北天会長は、「2世は両国の友好交流において欠かせない重要な存在であると同時に、国策の被害者でもある」と訴え、「老後は尊厳を持って安心して過ごしていきたい」と話しました。
集いには、日本共産党の田村貴昭衆院議員が招かれ、中国帰国者2世の支援について厚生労働省からの聞き取りを報告。2世に対して支援がないなど人権上大問題であり、現在の支援法では1世のみが対象となっているなど国の政策を変えていく必要がある」とのべ、「みなさんの声を国会活動に生かしていく」と力を込めました。
第2部では、太極拳や変面などが披露されました。(しんぶん赤旗 2025年6月4日)