物価高上回る支給を 年金者組合大会始まる | 田村貴昭オフィシャルサイト[日本共産党衆議院議員]

物価高上回る支給を 年金者組合大会始まる

スクリーンショット 2025-06-17 095329 全日本年金者組合の第27回定期大会が「物価上昇を上回る年金額引き上げの実現」「最低保障年金制度の創設を」を掲げて6月16日、東京都内で始まりました。年金引き上げなどを求める方針と運動について討議します。17日まで。
 
 あいさつした杉澤隆宜委員長は、今国会で自公政権の下で、今後15年も年金支給額を減らすマクロ経済スライドを継続する改定年金制度法が成立したことを批判し、全額国庫負担による最低保障年金制度の創設を求めました。また年金者組合の代表団を国連・国際労働機関(ILO)に派遣し、女性の年金格差是正を日本政府に勧告することを申し立てると報告しました。
 
 木田保男書記長が議案を提案し、▽物価上昇を上回る年金引き上げ、最低保障年金制度の実現▽深刻な「低年金」を是正するため国際機関への働きかけ▽社会保障切り捨て政策を転換させ、対話・外交による平和と憲法が生きる社会実現―を掲げました。諸要求では健康保険証の存続や補聴器助成、介護保険制度改善などを提起し、参院選で石破政権に退陣を迫り、安心して暮らせる政治へ転換をめざそうと提起しました。
 
 討論では「補聴器助成や公的年金引き上げなどを求める陳情書を県内41市町村に出した」(沖縄)、「要求運動を通じて休止していた支部を再建した」(北海道)などの発言がありました。
 
 全労連の秋山正臣議長、日本共産党の田村貴昭衆院議員があいさつしました。(しんぶん赤旗 2025年6月17日)