防衛省が7月9日にも佐賀空港(佐賀市)へのオスプレイ配備を強行しようとする中、配備に反対する「オスプレイ裁判支援市民の会」は6月21日、佐賀空港横のグラウンドで抗議集会をしました。集まった約620人は「オスプレイNO!」と書かれたプラカードを一斉に掲げて抗議。市内をデモ行進し、「佐賀空港にオスプレイいらない」の唱和を響かせました。
集会で吉岡剛彦共同代表は「オスプレイは墜落とトラブルを起こす欠陥機。配備撤回を求めて今後も力を合わせてたたかっていきましょう」と訴えました。
「オスプレイ反対住民の会」の古賀初次会長は「集会の行われているこの場所はかつては海でした。命の海でした。今、オスプレイが来れば先人たちは、さぞ嘆き悲しむことでしょう。配備させないため、ともに頑張って行きましょう」と呼びかけました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員は「有事の際、長崎の水陸機動団の物資や人員を運ぶのがオスプレイの役割です。佐賀を軍事拠点にするわけにはいかない」と力を込めました。「オスプレイ配備反対佐賀県連絡会」の武藤明美共同代表(日本共産党県議)が、連絡会としてシンポジウムなどを開催し、県民に広く知らせてきたことを述べ、さらに大きな運動をと訴えました。(しんぶん赤旗 2025年6月23日)