被爆80年・長崎原爆の日を前に、日本共産党の田村貴昭、本村伸子、辰巳孝太郎の各衆院議員、仁比聡平、岩渕友、白川容子の各参院議員は8月8日、長崎市の日本赤十字社長崎原爆病院と、恵の丘長崎原爆ホームを訪れ、被爆者らと懇談しました。
原爆ホームでは、入所者と職員が「恵の丘の歌」を歌い、出迎えました。田村氏は「今年は被爆80年。日本被団協がノーベル平和賞を受賞し、世界が長崎の声を受け止めた。日本が核兵器禁止条約に一日も早く署名、批准するよう求めていく」と述べました。
入所者を代表して浦上絹代さん(95)は「私たち被爆者も高齢化の波には勝てません。被爆体験を継承する難しさを感じているところですが、毎日、世界恒久平和をお祈りしています」と語りました。
原爆病院では、谷口英樹院長が病院の概要や原爆被爆者診療の概況について説明しました。
仁比氏は、長崎の「被爆体験者」を、広島「黒い雨」被害者を被爆者と認めたのと同じように被爆者として認めることが政治の責任だと述べました。
谷口氏は、被爆者が激減する中で被爆行政が予算を減らすことなく、「被爆体験者」の援護に少しでも振り向けるよう求めました。
堀江ひとみ県議、大石史生長崎市議が同席しました。(しんぶん赤旗 2025年8月9日)