日本共産党北九州市議団は9月6日、9月議会に向け、市民の声を議会に生かそうと市政懇談会を開きました。田村貴昭衆院議員が駆け付け、市政にかかわる問題として国政報告をしました。
荒川徹団長は、自民党政治に代わる新しい政治を探求するプロセスの中で、9月議会が開かれるとのべ、市民要求の実現に全力をあげると力を込めました。
永井佑市議が市政報告を行い、市議団として行った武内和久市長への予算要望で、物価高騰対策をはじめ、市民の医療・福祉や教育、子育て支援の充実などを求めたことを紹介。武内市政が掲げる「稼げるまち」などの三つの重点政策が大型開発・大企業優先で、市民生活の向上につながっていないことを批判しました。
市民ら67人が参加し、質疑応答では、8月の記録的大雨による各地での道路冠水や危険箇所の改善の要望が相次いで出されました。人口減少と結んで、市営住宅や地域交通の問題についても多くの意見が出され、一つ一つに議員団が答えていきました。
田村氏は、出された要望に対し、「国政につながる問題がほとんど」だとし、大雨被害による改善要望での国土交通省に関わる問題では、すぐに対応していくとのべました。(しんぶん赤旗 2025年9月10日)