医療・介護危機打開を 民医労大会で田村衆院議員 福岡

政治を変えていこうと訴える田村氏=27日、福岡市 日本共産党の田村貴昭衆院議員は9月27日、福岡市内で開かれた、福岡県民医連労働組合連合会の第25回定期大会で来賓あいさつをしました。
 
 田村氏は、医療機関、介護事務所の経営が危機的状況にあるのは「政治の責任だ」と強調。自公政権が衆参両院で少数与党になっても日本維新の会などの補完勢力とともに社会保障を削減し、大軍拡路線にひた走っていることを批判し、「みなさんの団結があれば、必ず政治を変えることができる。私も全力でたたかう決意だ」と力を込めました。
 
 緒方英樹委員長は、若い世代のアイデアを共有していかなければ、危機的状況を乗り越えられないと訴えました。
 
 大会では、ケア労働者の社会的役割にふさわしい大幅な賃金引き上げ実現や、2交代夜勤環境改善が増える中、改めて夜勤の有害性を学び大幅増員、働くルールを守らせるなどの要求運動と同時進行で、組織拡大・強化に取り組む運動方針を確認しました。
 
 委員長に松尾沙緒理氏が新任しました。(しんぶん赤旗 2025年9月30日)