建設労働者賃上げに協力を/全建総連、党国会議員団と懇談

全建総連の鈴木委員長たち(左側)から要請書を受け取る日本共産党国会議員団=11月27日、衆院第2議員会館 全建総連の鈴木貴雄委員長ら役員は11月27日、国会内で日本共産党国会議員団と懇談し、2026年度予算に向け、建設労働者の大幅な賃金・単価引き上げや建設国保の予算確保・拡充などに協力を要請しました。
 
 党国会議員団から、小池晃書記局長・参院議員、山添拓政策委員長・参院議員、塩川鉄也、田村貴昭、堀川あきこ各衆院議員、岩渕友、白川容子、大門実紀史、仁比聡平各参院議員が出席しました。
 
 党建設国保対策委員会責任者の田村氏は、「結成65年の取り組みに敬意を持っています。建設労働者の要求実現に力を合わせたい」とあいさつ。同事務局長の大門氏は、国会の審議状況を報告し、建設国保は国庫補助見直しの対象となっていないものの、今後も守り抜くため連携を呼びかけました。
 
 全建総連の役員から、「価格転嫁をチェックする建設Gメンを増やし、われわれからも申告しやすくしてほしい」「国の定める標準労務費を街場にも周知してほしい」「建設現場の熱中症対策を支援してほしい」などの要望がありました。
 
 党議員団から消費税インボイス(適格請求書)に対する影響について質問があり、全建総連側からは、「消費税分の経費をもらえるというが、総額が従来と変わらず、実入りが減っている」「免税事業者の4分の1は仕事が減っており、インボイスと関係がある」などの指摘がありました。(しんぶん赤旗 2025年11月29日)