九州電力(福岡市)が鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所で3号機を増設する計画に対して日本共産党や医療・業者関係団体、市民でつくる「原発の危険に反対する鹿児島県連絡会」(祝迫加津子代表)は3月6日、計画の白紙撤回を求める申し入れをしました。
要請には、同県連絡会の祝迫代表、井上森雄事務局長、日本共産党の田村貴昭衆院比例九州・沖縄ブロック候補、井上勝博薩摩川内市議、東勝巳いちき串木野市議らが参加しました。
応対した九電側の担当者らは安全性について蒸気発生器の大型化や万一の場合に原子炉を冷却する非常用炉心冷却装置の確証試験を行い「問題ないと確認している」としました。電力需要は、オール電化の普及などで、人口が減少しても増大するとの考えを強調しました。
田村候補は「二〇三〇年には九州で二百万人が減るという試算もある。経済成長の爆発的な伸びはないなかでなぜ需要が伸びるのか」と詰め寄りました。祝迫代表は「原子力ではなく再生可能エネルギーに力を入れるべき」だと求めました。(しんぶん赤旗2009年3月7日
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