“共産党政策学びたい“/語る集いで大学院生 福岡/田村比例候補総選挙本番並み

福岡西部で懇談=2009年4月3日

 ブロック比例候補として、九州・沖縄を駆け巡る日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は4月3日、福岡市城南区、西区、早良区で開催された支部や青年後援会主催の昼夜四つの「つどい」の弁士を務めました。三十分単位で区切られた過密日程で、総選挙勝利に向け「本番並みの活動」(田村候補)です。

 この日のつどいで、田村候補がもっとも力を入れて解説したのは、北朝鮮のロケット発射問題。「首相が、やるならやってみろと言わんばかりの姿勢をとるのは、突出しすぎだ。共産党の志位和夫委員長が『外交努力をやらないまま軍事で身構えるのは、外交的解決を台無しにする』と批判したのも当然だ」とした共同通信の論説を引用。軍事的対応ばかりを先行させる政府と、その根源にある日米安保体制を批判しました。

 夜に開かれた「かえるネット福岡西部」(党青年後援会)のつどい。「日本が軍事的に解決しようとしているといわれ、『そうだな』と思った。国際問題は外交で解決する国になってほしい」と感想を話すのは九州大学の女子大生(二〇)。「つどい」は初めて。選挙権を得たばかりで、総選挙が初投票になりそうです。「市民の目線で声を聞き、活動していることが伝わりました。このままいくと共産党に入れると思う。でも、他の政党とも比べてみたいな」と慎重です。

 西区の下山門(しもやまと)支部主催のつどいに初参加した、九州大学の大学院生(二七)は「政策はもっともで、一番応援したいのは共産党だ」と話します。ただ、この大学院生は、政策の実現可能性について疑問点を解く意味でも、問答形式などで「もっといろいろと意見を言い合えるような場もつくってほしい」と注文しました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年4月5日)