山下芳生参院議員を招いた日本共産党演説会が４月１０日、宮崎県国富町で開かれました。迫る総選挙、同町議選（二十一日告示）での勝利に向け集った参加者は、アメリカ・財界いいなり政治の転換を目指す日本共産党の方針に、耳を傾けていました。
「日本共産党はどういう社会を目指すのか」。関西弁での軽快な語り口に、終始、笑いと拍手に包まれた五十分。
山下氏は、雇用やくらし・福祉の問題を国民の運動や、党の国会論戦に触れながら、▽まじめに働くものが生活できるルールある経済社会、▽お年寄りが安心し、子どもが健やかに成長できるよう税金の集め方・使い道を変える、▽アメリカいいなり政治から抜け出し、憲法九条を世界に訴えるとする三点を強調。「共産党が伸びてこそ政治の中身が変わる」とのべ、総選挙、町議選での支持を呼びかけました。
初めて参加した、ある地区の区長は「共産党は理想論ではなく、（国民の）せっぱつまった問題に取り組んでいることがよくわかった。これまでの自公政治が本当に国民を見ていたのか、考えさせられた」と感想を語りました。
田村貴昭、ばば洋光両衆院九州・沖縄比例候補がそれぞれ訴えました。
田村氏は、「共産党が伸びれば政治が変わる。スジを通し平和と暮らしを守る日本共産党にお力を」と力説。堀幸子町議からバトンを受け議席に挑む、いいほし富生（とみお）候補＝新＝は、「住民の意見をどんどん町政に届けていきたい」と決意を表明し、必勝を誓いました。（しんぶん赤旗九州・沖縄面２００９年４月１１日）