日本共産党の市田忠義書記局長は4月19日、福岡県直方市で総選挙での党躍進を訴えました。直方市の演説会では地元の直方市や小竹町の他党議員らが参加するなど、幅広い層の人たちがつめかけ、第二・第三会場まで人があふれました。深刻な雇用破壊の現状について話し「労働者をモノのように使い捨てにする」大企業の横暴を批判した市田氏に、参加した労働者から「私たちへの支援を強く感じた」などの声がよせられました。
市田氏は、九州・沖縄での赤嶺政賢議員、田村貴昭予定候補の衆院比例二議席獲得を訴えました。
いすに座りきれない参加者も含めびっしり詰まったユメニティのおがたホールで、赤嶺氏とともに演説した田村氏は、大勢の派遣切りを行った近隣の宮若市にあるトヨタ九州工場門前で、首切り反対の宣伝をした結果、党のビラが労働者の間で回覧板につけられて読まれているなど大反響を巻き起こしていることを紹介しました。
続いて演壇に立った市田氏は、福岡でも、トヨタ車体が派遣社員を直接雇用すると発表したり、派遣先に三カ月の直接雇用を認めさせ、引き続き正社員雇用のためがんばっている派遣労働者がいる、と語り、派遣法改悪に唯一反対し、企業・団体献金をもらっていない「日本共産党とみなさんが一緒になって、雇用と地域経済を守る社会的責任を大企業に果たさせよう」とよびかけ、会場から大きな拍手が起きました。(2009年4月20日(月)「しんぶん赤旗」)