「反対に根拠」わかった/福岡中央南地区 田村、小林候補かけ合い/党名に込められた思い

福岡南演説会=2009年4月21日

 九州・沖縄をかけめぐる田村貴昭ブロック国政対策委員長と、福岡で活動する小林とき子党福岡県青年・平和運動部長(2区重複)の両衆院比例候補は、日本共産党の福岡中央南地区委員会が4月21日夜、市内で開いた演説会の弁士をそろって務めました。

 おなじみとなった田村候補の“電気紙芝居”は今回、小林候補との共同形式で進行。ユーモアを交えた両候、補のかけ合いのもと、財界・アメリカいいなりの「二つの政治悪」にメスを入れる党の立場を紹介しました。

 党名に込められた歴史と思いについて、小林候補は「戦争反対を命がけで主張してきた先輩を誇りに思っている」。田村候補は「日本共産党の名前には、平和と民主主義を求めた国民のたたかいが刻まれている」と胸を
張りました。

 演説会では各界を代表して三人が激励のあいさつ。福岡第一法律事務所の井下顕弁護士は、大企業にモノが言えない国会議員が増えているなか、「いまほど共産党が力をつけることが望まれている時代はない」と訴えました。

福岡南演説会=2009年4月21日

 五月末に解雇される予定で現在求職活動中の女性(二七)=中央区=は、初めて党の演説会に参加。「消費税が法人税減税に使われていた」との話が一番印象に残ったといいます。

 「共産党は何かにつけて反対というイメージがあったけど、根拠があっての反対なんだとよくわかった」と納得の表情です。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年4月24日)