福岡 田村比例候補がこども病院長と懇談

  日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は4月21日、福岡市立こども病院・感染症センター(中央区)を視察しました。福重淳一郎院長から病院の概要説明を受け、実際にICU(集中治療室)などの施設を見学しました。

 福重院長は、同院の課題として、施設の老朽化と狭隘(きょうあい)化、周産期医療体制の整備を上げました。ICUは現行の一・五倍の広さが必要だと話し、地震などの災害で「万が一、子どもたちが避難となれば絶望的だ」とのべました。

 視察には、小林とき子衆院比例候補、宮本秀国、星野美恵子両市議らが同行しました。

 こども病院をめぐっては、人工島への移転決定過程で、調査会社が行った現地での建て替え試算を市当局が勝手に一・五倍化していたなど、さまざまな疑惑が浮上。

 現在、「こども病院の人工島移転に反対する連絡会」(石村善治代表)などが、疑惑の徹底解明、市議会に調査特別委員会の設置を求める請願署名運動を展開しています。

 田村候補はこども病院の視察に先立ち、「連絡会」のメンバーらとも懇談。運動の進捗(しんちょく)状況などを聞き取り、意見を交換しました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年4月26日)