直方市、鞍手、小竹町/党提言で田村さんら対話/内需拡大、暮らせる農業

鞍手町で拡大行動=2009.5.15

 総選挙九州・沖縄ブロックの二議席獲得のため、各県を連日かけめぐる日本共産党の田村貴昭衆院比例候補は5月15日、福岡県直方市と鞍手、小竹両町入り。支部員とともに住民に、党の「緊急経済提言」などの中身を紹介しながら、国政を語りあう対話活動に汗を流しました。

 鞍手町で田村候補は、党鞍手支部の二人といっしょに、自営業者や年金生活の男性など計七人と対話し、激励も受けました。

 田村氏は「外需(輸出)だのみから内需を温めて景気を回復していく」と党の経済対策をのべ、党の「緊急経済提言」を紹介。「ぜひ『赤旗』を読んで党を応援してほしい」などと訴えました。この結果、自宅に毎週一回届ける日曜版読者が四人増えました。

 直方市では、業者後援会員と広瀬早美・小竹町議の計四人で行動。日本共産党への入党も呼びかけました。

 このなかで、印刷所の経営者は「以前、共産党にお世話になりました。市田(忠義書記局長)さんを迎えて開かれた演説会(同市、四月十九日)はすばらしい話が聞けて、感銘しました」と語りました。

 ある鉄工所では、「不況で、仕事が減ったうえ、工賃が下がった」との窮状を聞きました。また、建築現場で「足場組み」を行っている自営業者(60)は、仕事の現状と「政治を変えたい」と田村氏に語るとともに、入党する約束もしました。

 その後、田村氏は、農業と園芸の盛んな同県小竹町入り。直鞍民主商工会の緑豊重会長(62)が営む園芸資材会社(約二千坪)を訪問し、国内外の土をブレンドした培養土(観葉植物・園芸用)の製造過程を見学後、会社食堂で従業員約二十人を前にあいさつしました。

 田村氏は「みなさんの仕事は、農業と切って離せないもの」と強調。コメなどの農産物輸入、減反政策など破たんしている自民党農政のもとで、39%までに落ち込んだ食料自給率を50%以上に引き上げること、安心して農業が続けられるよう価格保障・所得補償を行うことなどを示した党の「農業再生プラン」を語るとともに、雇用を守るために党が「人間らしい働くルール」をつくるために奮闘すると語りました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年5月24日)