「比例は共産党」一斉宣伝/衆議院解散 比例2議席 全8県心ひとつ

自公政治終わらせる


 衆院が解散され、21世紀の日本の進路が問われる歴史的な衆院選が事実上始まった21日、九州・沖縄比例ブロック(定数21)で2議席獲得のため、九沖全8県の日本共産党が心ひとつにした「衆院選勝利ヘ ブロックいっせい宣伝行動」が取り組まれました。名県で比例候補を先頭に地方議員、党支部や後援会が街頭から、「自公取治を終わらせる決定的な審判を」などと訴えました。


政治前へ 悪政阻む 田村候補


 九州・沖縄をかけめぐる田村貴昭衆院比例候補は、福岡県田川市(福岡11区)に入り、山下とみ子衆院福岡11区候補とともに、街頭宣伝、街かど演説で九州・沖縄の2議席復活を訴えました。午後1時過ぎ、解散の一報を受けた田村候補の声にひときわ力がこもりました。「21世紀の日本の行方がかかった選挙が、いよいよ始まります」


 演説のなかで田村候補は、後期高齢者医療制度の廃止や障がい者自立支援法の応益負担の撤廃など民主党とも共闘できる部分について、“日本共産党は、建設的な提案を行い、政治を前へ前へと進める」と強調。他方で、消費税増税や憲法改悪など、自民党と民主党で共通する悪い部分については「是々非々の立場でしっかりとモノをいい、悪い政治を国民の立場でしっかりと阻んでいく」と訴えました。


 午前中、スーパーの前での街頭演説に足を止めた女性(55)は、「日本の政治は1からやり直す必要がある。投票先は公約を聞いたうえで決めたい」と話していました。


 演説に手を振ってきた年金暮らしの男性(72)は「自民党はまとまっていない。民主党も政権をとれぽどうなるかわからん。名前も変えず昔から変わらない共産党を信頼してきた。今回も(小過挙区も比例も)共産党に入れる」。


 午前は佐藤俊一市議、午後は山下とみ子候補、柿田孝子市誠も訴え。演説中、社民党候補が乗った街宣車とはちあわせになるなど、スタートした政治戦は早くも激しさを増しています。(しんぶん赤旗2009年7月22日)