田村候補訴え
福岡県の若宮農民組合内の日本共産党後援会は6月27日、田村貴昭衆院比例候補を招いた「つどい」を開きました。「農民の要求を何としても国会へ届けよう」(同後援会・藤嶋嘉子さん)と開かれたもの。農家などから約50人が参加。米1俵(60キログラム)1万7千円の生産者価格の保障など、党の農業再生プランに賛同を示した農家の男性(29)は、「共産党が一番農業のことを考えているように思う」と期待を寄せました。
つどいは、麻生太郎首相の選挙地盤となる宮若市(福岡8区)で開かれました。
田村候補との質疑応答のなかで、米作・専業農家の男性は、「もう私の代で(農業は)終わりでしょう」と嘆きました。米価は安いままで、農機具代などでコストを下げるにも限界があるとして、「息子に農家をつがせようとは思わない。あと10年できるかだ」と窮状を語りました。
会場からは「農業の危機はまさにここにある。つくる人がいなくなる」「政治を変えるしかない」などの意見が続出。自動車など工業製品の輸出と引き換えで、農産物の輸入自由化など農家が犠牲になっている状況に不満が相次ぎ、「輸出でもうかった分を農業にまわすべきだ」との厳しい意見が上がりました。
田村候補は、農産物の輸入自由化、農地法改悪などで「二大政党」は同質だと例示し、「自民も民主も危険な方向に進んでいる。『比例代表は日本共産党』の声を広げ、農業再生のために国会で働かせてほしい」と訴えました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年6月30日)