共産党の値打ち広く/総選挙へ活動本格化/街頭演説・つどい…比例2議席必ず

 街頭演説や、「綱領を語り、日本の前途を語りあう集い」などで、日本共産党の値打ちを多くの有権者にー。もっとも早い総選挙が8月2日投票もありうる状況が続くなかで、九州・沖縄比例ブロックで党2議席獲得のための諸活動を、どの県でも本格化させています。

自・民の暴走ストップ 福岡・田村氏

 赤嶺政賢衆院議員とともに、九州・沖縄をかけめぐる田村貴昭衆院比例候補は7月4日、福岡県の筑朝地域に入り、日中は4カ所で街角演説、夜は党の日本改革提案を視覚化した「電気紙芝居」を朝倉市で初めて披露しました。

 西鉄二日市駅前で、田村候補は政治とカネや憲法改悪、消費税増税で変わらない「二大政党」の危うさを告発。「二大政党の暴走に歯止めをかける日本共産党こそを、伸ばしてほしい」と訴えました。

 足をとめ、演説を聞いていた高校教師の女性(23)は「自民と民主との対立構図に国民はだまされていると思う」と語りました。

 同地域は衆院福岡5区。藤井雅之・太宰府市議によると、自民党の現職候補は危機感をあらわに校区単位での集会を開き、野党・労組批判を展開しているといいます。農村地域では農政連の掲示板などに自民党の、市街地では公明党や民主のポスターが目につきます。

 西鉄白木原駅前で、買い物中の男性(84)は、定額給付金など「選挙目的のばらまきは汚い。雇用が増える
ような政策にお金を使うべきだ」と話します。腕を組み、演説をジッと聞いていたタクシー運転手の男性(59)は「今の社会は共存共栄ではなく『強存強栄』だ。共産党のいうことは正論だし、共感する部分もある。でも、どれだけが現実になるのか…」と話し、期待半分、不安半分の様子でした。

 朝倉市での集いでは、参加者と田村候補との間で、くらし・福祉、教育をめぐる意見が交わされました。(しんぶん赤旗九州・沖縄面2009年7月7日)