「間違った政治の防波堤」/共産党 衆院選比例 奄美で6千票めざす
8月30日の衆院速を前に、九州・沖縄ブロック比例で立候補予定の共産新人、田村貴昭氏(48)の演説会が7日夜、奄美市名瀬公民館であった。次期政権について「自公政権は退場すべきだが、民主も大企業には何もいえない。是々非々を貫き通せるのは共産だ」と強調。正規雇用の拡大や護憲などを掲げ「建設的野党である共産が間違った政治の防波堤になる」と支持を求めた。
共産系市議や支持団体など約200人(主催者発表)が参加。共産は同ブロックで1増の2議席が目標。奄美では6千票獲得を目指す。
田村氏は「民主が政権をとる可能性が高い」とした上で、「後期高齢者医療制度や障害者自立支援法の廃止など良い政策では背中を押し、9条改正などの悪政には待ったをかける」と述べた。
白民、民主については「弱者の声を拾えていない。大企業に乗り込んだのは共産だけだ」と指摘。増税についても「大企業への減税をやめるべきで、増税による社会保障は間違っている」と述べ、正規雇用と非正規との同一待遇、軍事費削減、医療費負担の減少などの施策を示した。
共産の比例立候補予定者は15人。ブロックで前回から20万票増の65万票、県内では1万6千票増の5万7千票を目指している。(奄美新聞2009年8月8日1面より)
自公政権倒し政治転換を/奄美市で共産党演説会
共産党奄美地区委員会主催の演説会が7日、奄美市名瀬であり、田村貴昭・九州沖縄ブ月ック国政対策委員長が演説した。田村氏は衆院選に向けた同党政策を紹介した上で「自公政権を倒そう。共産党が伸びれば政治の中身を変える決定打になる」と同党への支援を呼び掛けた。
田村氏は衆院選比例九州・沖縄ブロック立候補予定者。演説では「(衆院選後は)民主党中心の政権ができる可能性が高い。その中で共産党は是々非々の姿勢で国民要求の推進役になる」と強調。政策財源については「軍事費を削り、大企業、大資産家の減税をやめさせる」と述べた。
演説会では崎田信正奄美地区委員長、地元の支援団体の代表らが暮らしや雇用など切実な課題を挙げて、政治転換の必要性も訴えた。(南海日日新聞2009年8月8日より)