期日前投票が始まり、毎日が投票日となるなかで各党とも激しい選挙戦を展開しています。九州・沖縄比例2議席めざす、日本共産党は、赤嶺政賢前衆議院議員、田村貴昭ブロック国政対策委員長をはじめ各比例候補が、マニフェストを配布する支部や後援会とともに、街頭から気迫の訴えを続けています。
自民の退場こそ希望 鹿児島 田村比例候補の訴えに賛同
田村貴昭衆院比例候補は20日、鹿児島県入りし、薩摩川内、鹿児島の両市で終日、街頭演説に立ちました。一カ所15分程度の演説で、分刻みのスケジュール。バス待ちの乗客などに駆けよって「社会保障を良くする共産党をよろしく」など声をかけ、固い握手を繰り返していました。
JR川内駅前。党の総選挙政策(マニフェスト)を手に、田村候補の諸に召を傾けていた新原誠也さん(76)は「若者から仕事を奪った自公政治」に憤慨します。新原さんの子は有期の職を転々とし、現在はハローワーク通い。それでも、「仕事はない。今後の生活が成り立っていくかが心配だ」と若い世代の将来不安が尽きません。「派遣労働の原則禁止」を掲げた弟の政策に強く琴同。「民主党は結局、自民党と変わらないから信用ならない。社民党も労働者を裏切った政党だ。もう共産党しかないと思っている」と信頼を寄せました。
この日は、くしくも麻生太郎首相が、同じ鹿児島県内で遊説活動を展開。演説のなかで田村候補は、「子どもに夢、若者に希望、高齢者に安心を」との麻生首相の〝決まり文旬″について「福祉と名のつく福祉をすべて切り捨ててきた自民党かよくぞ言えたものだ」ときびしく批判しました。
「自公政権の退場こそが、夢と希望と安心につながる。自公と正面対決してきた共産党は、国民が主人公の新しい政治の転換に全力を挙げる」と力を込めました。(しんぶん赤旗2009年8月21日)