国鉄労働組合(国労)九州本部の第26回定期大会が9月4日、福岡市内で開かれました。1047人のJR不採用問題は今年6月、鉄道建設・運輸施設整備支援機構との間に和解が成立。大会では四半世紀にわたるたたかいに一定の区切りがついたことを喜び合うとともに、「希望者全員の雇用の実現」という残された課題に最善を尽くす決意を固め合いました。
伊藤一之委員長はあいさつの中で、運動にかかわったすべての人に謝意を表明。全面解決に向けて、「23年間のたたかいを無駄にしないためにも、これからの取り組みに全力を挙げたい」と語りました。
来賓あいさつで日本共産党の田村貴昭九州沖縄ブロック国会議員団事務所長は、「(国労の)信念の活動は、労働運動史に輝くものと確信します」と述べ、引き続き雇用確保などへの全面支援を約束しました。
大会では、雇用問題の解決のほか、JRの労働条件改善や安全・安定輸送の確立、組織強化・拡大などを盛り込んだ2010年度の運動方針を確認しました。(しんぶん赤旗 2010年9月5日)