国公九州ブロック 憲法生かす 福岡で総会

 国家公務員労働組合九州ブロック協議会(中島清文議長)の第62回定期総会が9月24日、福岡市内で開かれました。25日までの日程。「地方出先機関廃止」の阻止など、憲法をくらしと行政に生かす具体的な取り組みについて討論が交わされます。

 初日あいさつに立った中島議長は、「出先機関の廃止は国民・労働者、地域の切り捨てになる」と警鐘を鳴らし、「公務員バッシングの先は、国民たたき。『国民全体の奉仕者』として真実を伝えていかなければならない」と語りました。

 日本共産党から田村貴昭九州・沖縄ブロック事務所長が来賓あいさつし、「いかなる公務員攻撃も許さない共同の歩み」を誓いました。

 社会保険庁廃止にともない525人の職員が不当解雇された問題で、当事者の国枝孝幸さん=全厚生労働組合=が「何としても元の職場で、元の仲間と年金の仕事がしたい」と述べ、闘争支援を訴えました。

 25日は、議案採択のほか、「世論を変え憲法を生かした社会の実現を」などのスローガンが提案・採択される予定です。(しんぶん赤旗 2010年9月25日)