「平和とくらしを守る福岡県革新懇話会」は3月28日、九州電力の眞部利應社長に対し、近接する玄海原発(佐賀県玄海町)の安全問題について申し入れました。
鎌田理代表世話人はじめ30人が九電本社(福岡市中央区)を訪れ、九電側は片山孝幸エネルギー広報グループ長らが応対。田村たかあき知事候補、日本共産党の檜和田正子糸島市議も参加しました。
申し入れは、①玄海原発のすべての全面点検②3号機のプルサーマル稼働の中止―など5項目。九電側は「申し入れは社長に伝え、後日回答する」とのべました。
玄海原発から20~30㌔㍍圏内の糸島市の女性は「玄海でも福島原発のようなことがあったらと大きな不安でいる。九電は住民の命を真剣に考えてほしい」と訴えました。
田村候補は「東電は地震で津波が発生して電源が失われ、冷却機能が失われることを想定していなかった。玄海でも安全性は何も担保されていない」とのべ、安全を求める住民の願いに真撃(しんし)に応じるよう求めました。(しんぶん赤旗 2011年3月29日)