日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は7月21日、鹿児島県西之表市馬毛(まげ)島への空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の移転問題で、反対を表明している同県屋久島町を訪れ、日高典孝副町長らと懇談しました。まつざき真琴県議、渡辺博之町議、九州沖縄ブロック事務所の田村貴昭所長が同行しました。
6月21日の日米安全保障協議委員会での合意で、現在、硫黄島で行われているFCLPの移転先として同島を明記しました。ところが、騒音など被害の広がりが懸念され、近接1市3町は受け入れ反対の姿勢を示しています。
赤嶺氏は、交付金を使って基地受け入れを迫る懐柔策が破綻に陥ってきたこの間の沖縄の例を紹介。自然と共生する中で自分たちの汗を流して生活を築いていくことを表明した周辺自治体の決意をたたえました。
町企画調整課の日高耕助課長は、アメリカが対中国を見据えて、硫黄島からでは距離が遠いことを口実に、馬毛島への移転を計画していることにふれ、「そんな勝手なことを理由に、国民に我慢させるようなことを頭ごなしに進めるのかと思います」と憤りました。(しんぶん赤旗 2011年7月22日)