労働災害根絶と保障充実さらに 九州・建交労が大会 田村候補が来賓挨拶

 全日本建設交運一般労働組合九州支部は10月26、27の両日、第13回定期大会を熊本市で開き、▽国鉄、トンネル・石炭じん肺根絶闘争勝利▽振動障害の労災不支給取り消し▽組合員20%拡大―などの方針を決定しました。

 緒方徹治委員長はあいさつで、労災職業病をめぐる情勢について「水俣病などでも問題となっている行政による被害者切り捨てが職業病認定でも横行している」と指摘。九州の各労働局に労働災害の根絶と補償の充実を求めてキャラバンを実施したことを報告しました。

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補が来賓あいさつし、「産業の発展、企業の利益のためには労働者の犠牲もやむを得ないといった受け入れ難い主張が司法の場でもなされています。労働者の権利を守るため連帯と共同を強め頑張りましょう」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2011年10月30日)