東芝工場閉鎖撤回を 福岡労働局などに共産党県委が要求

福岡労働局へ申し入れ書を提出


九州経済産業局へ申し入れ書を提出

 日本共産党福岡県委員会と田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は12月12日、東芝が打ち出した北九州工場(北九州市小倉北区)の閉鎖、豊前東芝エレクトロニクス(福岡県豊前市)の事業縮小計画の撤回を東芝に求めるよう、福岡労働局と九州経済産業局に申し入れました。篠田清党県副委員長、北九州市議団の石田康高団長、宮田精一元豊前市議ら13氏が申し入れました。

 田村氏らは「東芝の一方的な撤退表明はあまりにも横暴で無責任だ」と批判。労働者と関連企業、地域経済、雇用維持への社会的責任を東芝に果たさせるよう要求しました。

 福岡労働局で党側が「東芝はすでに労働者1300人を530人に減らしている。現在残っている人は広域配転が困難な人たちだ」と指摘。労働局側は「申し入れ趣旨は同じ思い。市・県と情報交換するなど連携して取り組む」とのべました。

 九州経済産業局は「申し入れ内容は真撃に受け止め、局長に報告する」と語りました。

 真島省三、高瀬菜穂子両元福岡県議は同日、県にも同様の申し入れをしました。(しんぶん赤旗 2011年12月13日)