どんな離島や山奥でも
米軍の沖縄新基地建設や佐世保基地の増強など安保の矛盾が集中する一方、農林漁業の切り捨てで地域の疲弊が著しい九州・沖縄。赤嶺政賢衆院議員とともに、3度目の挑戦で今度こその不退転の決意をみなぎらせています。
すぐに行動
「どんな離島や山奥でも住民要求があるところ、すぐに駆けつける行動力が持ち味」と自負します。集中豪雨に襲われた鹿児島県奄美市に足を運び、住民の切実な願いに耳を傾け、派遣切りの際にはトヨタや日産の九州工場に直談判にのりこみました。
原発反対を掲げる九電本店前の座り込みにもたびたび通い、昨秋に1万5000人を集めた「さよなら原発集会」(福岡市)の成功にも責献。その後も党派を超えた共同に力を尽くしています。昨年2回にわたって、被災地・宮城県に赴き、被災者の困りごとを聞くボランティアに従事しました。
写真やグラフを取り入れたパワーポイントを用いて党と政治を語る「電気紙芝居」が好評です。5年前の秋、「九州・沖縄一の語り部を目指し、少しでもわかりやすく興昧を持ってもらえるよう」に始めた試み。「堅い政治の問題をわかりやすく話してくれる」と評判になり、田村さんの代名詞になりました。
2005年に焼酎アドバイザーと温泉入浴指導員の資格を取得。「九州はどこでもすばらしい焼酎と温泉がある。政治を変える展望だけでなく、話が弾み打ち解けてもらえる」と考えたからです。趣味を兼ねた相乗効果がありました。
昨年4月の福岡県知事選に県民の会から要請を受け立候補。経済産業省出身で九州電力と「オール与党」の全面支援を受けた元官僚を相手に、原発・エネルギー政策の転換を訴え、党単独推薦の候補としては史上最多の47万票を獲得しました。知事選を通じて「どんな選挙に出ても応援する」という「田村応援団」が結成されました。人とのつながりを何よりも大切にする人柄です。
「原発ゼロと白然エネルギー日本一の九州・沖縄の実現はライフワークにしていきたい」(しんぶん赤旗 2012年1月11日)