九州大学の開発した風レンズ風車による風力発電が再生可能エネルギーの切り札の一つとして注目されています。日本共産党の田村貴昭衆院九州沖縄ブロック比例候補は2月6日、福岡市などとも協力して博多湾東部に浮かぶ「複合洋上浮体発電ファーム」実証実験を調査しました。ひえじま俊和衆院福岡1区候補、倉元たつお同2区候補、福岡市議団、大分県委員会などから18人が同行しました。
田村候補らは、漁船2隻に分乗して同施設近くまで行き、九州大学の経塚雄策教授から説明を受けました。
「複合洋上発電ファーム」は、洋上に設置した浮体に風力、太陽光、波力など多様なエネルギー源を利用した複合的な発電システムを備えています。現在実験中の第1ステージでは直径18メートルの浮体上に3キロワット風車2基と1・5キロワットの太陽光パネルが設置されています。
経塚教授は、第2ステージでは外洋の玄界灘に60メートル級の大型浮体を連結した施設を建設し、200キロワット級の風車を設置する計画であると話しました。
田村候補は「原発が止まった今こそ夢のある発電システムの成功を応援したい。自然エネルギー日本一の九州を実現するためにも国会で何としても働きたい」と感想を語りました。(しんぶん赤旗 2012年2月8日)