長崎・壱岐 離島の暮らしを守って 農協・焼酎業者と田村比例候補懇談

増税反対 輸送費がハンディ

 日本共産党の田村貴昭衆院九州・沖縄ブロック比例候補は2月14日、長崎県壱岐(いき)市を訪れ、環太平洋連携協定(TPP)問題や離島の暮らしの問題で懇談しました。

 壱岐市農協では、川崎裕司組合長と懇談しました。川崎氏は、稲作と子牛生産の畜産業が8割を占めるなど第1次産業が主要産業となっている市の特徴を説明。「TPPは農漁業だけでなく、医療や雇用にもはかり知れない影響がある」と参加反対を強調しました。田村氏は「TPP参加を阻止する議席を国会に増やす必要がある」と自身の決意も込めて語りました。

 田村氏は酒造業者とも懇談しました。壱岐は麦焼酎発祥の地とされ、焼酎づくりが盛んです。業者は「消費税が2倍に引き上げられたら到底やっていけない」と訴えました。

 また田村氏は、市民との懇談会にも臨み、同じ農水産物でも輸送費のために高い価格になる離島のハンディ(不利な条件)問題や農漁業の後継者問題、燃油高騰問題などを話し合いました。田村氏は「燃油の問題は、公費による助成が必要。党国会議員団とともに離島の暮らしを守る問題に取り組んでいきたい」と約束しました。(しんぶん赤旗 2012年2月16日)